システムの紹介
そのテクニカルは本当に”機能”していますか?
テクニカル分析は正しく活用した場合に限り有効なものです。
正しい活用方法とは何でしょうか?
それはテクニカルが普遍的ではないことを前提とし、機能している場合のみ取引根拠として利用することです。
Point1.
値動きの理由におけるテクニカルの位置づけを銘記する。
- テクニカルは万能ではない-値動きの理由の一つにすぎない。
- テクニカルを使う理由-消去法ではあるが優位性は高い。
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為替取引における実需取引と投機取引の割合は1:9と言われています。ですからまず第一に注目すべきなのは投機マネーの動向です。
投機マネーの動向は戦略的な側面を持つ複雑なものですが、大別すると以下の特徴があると言われています。
1.ファンダメンタルズ分析に基づく動向
2.テクニカル分析に基づく動向
3.ストップ狩り等の作戦手法
4.根拠のない取引(心理的な要素は関係)
ここから二つの大切な要素を引き出すことができます。
一つ目は「テクニカルは万能ではない」ということです。テクニカル分析に基づく動向は、値動きのパターンの一つにすぎないからです。
ですから他の要因で動いている時もすべてひっくるめてテクニカルのみで答えを出そうと試みるなら、相場の本質から離れていくことになります。システムの過剰なカーブフィッティングなどはその典型的なケースです。
テクニカルを有効活用するためには、現時点のマーケットが2のテクニカル分析に基づく動向を示しているかどうかを見極めなければなりません。
二つ目は「テクニカルを使う理由」です。
1のファンダメンタルズ分析は、個人投資家が入手できる情報(量・質・スピード)では実践に耐えません。3も同様に個人投資家の資金量では実践は不可能です。4では長期的に安定した収支は期待できません。つまり主な動向に関して個人投資家の参入の余地は限りなく少ないのです。
個人投資家にとって、テクニカル分析は唯一勝機を見いだせる分野といっても過言ではないのです。いわば消去法的に選ばれる手法ではありますが、機能しているときのテクニカル分析は非常に有効です。特に短期の取引においてはトップクラスの優位性を誇ります。テクニカルの本質を十分に理解した上で使いこなすなら強力な武器となり得ます。
Point2.
今現在テクニカルは機能しているのか?
- テクニカルはマーケットに意識されて初めて意味を持つ。
- 現在機能しているテクニカルは取引の根拠となる。
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テクニカル指標が機能する理由
逆説的になりますが、テクニカルを正しく活用するためには、過去のチャート分析に基づくパターン通りの値動きを期待することが非現実的なものであることを理解していなければなりません。
以前のパターン通りの動きが起こるためには、前提条件が揃っていなければなりません。つまり過去のチャートから現在と似た状況を探し、その後の展開が同じになることを期待できるのは、過去のその時点と現時点で相場を動かす条件が同一の時だけです。
しかしマーケットにそのことを期待するのは非現実的です。参加者の面々、それぞれのスキル、思惑や作戦、資金、それらすべてが互いに及ぼし合う影響・・その複雑な条件が異なる時期に全く一致するはずなどなく、当然以前と同じ結果(パターン通りの動き)は期待できません。
ところがテクニカル指標が機能する場合が多く見られることも事実です。これはどういう事なのでしょうか?
本質に迫る有名な言葉があります。
「テクニカルが機能するのではなく、テクニカルを信じる人がいるからテクニカルは機能するのだ」。
つまり、テクニカル指標そのものには何の意味もない、しかしマーケットがそれを意識したならそれは機能するテクニカル指標になるというわけです。
もちろんこれは極論かもしれません。そしてテクニカルが機能する理由は他にもあることでしょう。しかし確かに言えることがあります。テクニカルは機能する時とそうでない時があるということです。
機能しているときだけ使用する-これが最大のポイントです。
結論
重要なのは、今現在それは機能するテクニカルとなっているのかどうか?ということを見極める事です。つまり見るべきものはテクニカル指標そのものではなく、チャートに映し出される人の心理です。
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